“Préstame(貸して)”が好きじゃない件

日本だと特に考えたこともなかったんですが。

協力隊としてドミニカ共和国で生活しながら、地味にストレスになる、また途上国で気をつけた方がいい、『貸して』について今日は書こうと思います。

「貸して」は日常茶飯事

こっちだと「Préstame.(貸して)」という言葉をよく聞きます。内容は、何でもありますが、多いのはボールペン、充電器、お金など。

ドミ共はシェアする文化があり、人間愛が豊かというか、優しい人がとても多いです。人と人との関係も近い。それゆえなのか分かりませんが、お金も含めて貸し借り・シェアというのが普通に行なわれます。そういう中に入って生活すると、私たち協力隊も「貸して」ということを言われます。

そんな時、日本の感覚で貸すと、アレ?ということになります。

貸すと、返ってくるかな?

日本だと、お金はそんなに貸さないと思いますが、文房具とか、生活や仕事の中で必要なものとか貸しますよね?それは自然と【当然返ってくる】という感覚・信頼に基づいているものです。(だって“貸した”んですから!)

しかし、こちらではそうはいきません。

貸りて忘れるのか、もともと狙っているのかは分かりませんが、返ってくる確立が日本のようには高くないです★

人のものと自分のものの区別の境界線が日本のようにきっちりしていないのだと思いますが(逆に、とても寛容で、快く分けてはくれます)、かりる時に「貸して貰える?」というような様子というより、「貸して~」とフランクに持っていき、返してくる時も「ありがとう」というお礼の言葉がない時も多いです。そんな時、日本人的には、おりょ~?と思ってしまったりするんですよね。

どのように対応したらよいのか?

1.文化の違いの認識

まず、そういうシェアの文化であり、もともと様々なものの管理をしっかりする習慣もないので、そういうものだという認識をしておく必要があるかと思います。

日本の感覚だと微妙に引っかかったり、ちょっと気分悪くなってしまったりするので。

2.大事なものは見せない、持っていかないようにしましょう

途上国で、日本製の珍しく、良いものを見せられたら、ほしいと思うのが当然の心理かと思います。

なので、ホストファミリーとかも含めですが、日本とは事情が違うことを分かって、欲しいという気持ちを誘発しないような気遣い・注意はするのがよいかと思います。

3.貸したら回収までしっかりしましょう

借りて忘れる人が圧倒的に多いです★

なので、その場で使うものを貸した時は、ちゃんと行方を追って、紛失しないようちゃんと返してもらうようにしましょう。時間が経ったり日をまたいだらほぼ紛失します★

4.貸す時にはあげる気持ちで貸しましょう

現実的に、返ってこない、なくなる可能性もけっこうあります。もうそれを分かって貸すしかありません。なくなるのが嫌ならば、はじめから見せない、もしくは貸さない、がよいと思います。

私は、ボールペンをすでに4、5本くらいは紛失しました。紛失や盗まれることを想定して日本製の愛用ボールペンは予備を何本か持ってきましたが、もう予備がラスト1くらいになっています。(はぁ~、地味にショックです。なんでみんなボールペン持ってないのでしょうか。仕事なら必須でしょ。アンケート調査とかでも書くもの忘れたりしますからね…)

ボールペンは特に貸してと言われる率と紛失率が高いため、最近私は“貸す用のボールペン”を用意しました☆(もう愛用のジェットストリームやフリクションをなくしたくないのです)

5.お金は極力貸さないことをオススメします

途上国だと、みんなお金ないんですよね。。そんな中、“言ったらお金貸してくれる”“お金持ってる”と思われるのは良くないと思います。

特に近所の子どもとかにあげてしまうと、実際長期的に見てためにならないだけでなく、たくさん子どもたち来るようになると思いますよ笑(お菓子をあげた隊員が、子どもが毎日家に来るようになったと言ってました)

日本人的には最初に「貸して」と言われると、つい貸してしまったりするんですよね。でも、繰り返しますが、返ってはこないので★そして、こちらの人たちもクセになります。

隊員で何人か、お金貸して、案の定返ってきてなくて、言うのも気まずくて引っかかっている人に会ったことがありますが、貸すなら、あげるつもりで渡し、はじめから貸さないスタンスをはっきりするのがよいかと思います

私ははじめ職場でお金貸してと何回か言われましたが、最初に、

「日本ではお金を貸し合う文化はない。そのことが関係性に良くない影響を与えることがあるから。近い人、大事にしたい関係性であればあるほど、お金の貸し借りはしない。」

と伝えました。(実際は友だちの中で小額とか貸し借りしますけどね)

でも、ただ貸さないケチ、と思われないよう笑、そして悪い意味でなく、しかし自分のスタンスをはっきりさせるのはとても大事かなと思います☆

それから、近いオフィスのメンバーでお金貸してと言ってくることはなくなりました。

一度、同僚が歯が痛いと言ってて、でも治療費がなくて、その時は500ペソ(1200円くらい)あげるつもりで貸しましたが。

まとめ

いくら“返ってこないことも覚悟”と思っていても、日本人的な感覚で、“当然借りたものは返す、借りたら感謝する”というのがあって、貸す時にモノの行方が気になったり、戻ってきた時のお礼もなく返す様子に、微妙に引っかかる時があるので、私は「貸して」と言われるのがあまり好きではありません。

でも、そういうシーンはあると思いますので。それならば、少しでも互いに気持ちよく過ごせるように工夫する必要があるかなと思います。自分が割り切ったり、考え方の違いや要望は口に出して伝えたり。

貸し借りって関係性に影響を与える要素でもあるので、うまく付き合っていきたいですね☆

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