協力隊、配属先での最終報告について

協力隊は2年間の活動をしますが、最後に締め括りとして、配属先にて最終報告会を実施します。

帰国まで2ヶ月を切って、そろそろ最終報告会の日程を調整しないといけないところ。

しかし、報告会をするモチベーションも理由も上がらなくてどうしようかと思っていました。

それは、活動を進める上で、地方行政の体制ややり方に限界を感じて、配属先市役所には形だけの決裁を出してもらい、活動ベースはコミュニティや住民グループに置いてきたから。

1年目は、配属先の体制をより良くできないものかと考え動きましたが、現実的に非常に難しく、構造的にも、投資をしてもあまり意味がなさそうだと判断して、2年目から動きを変えました。実質的に一緒に動くパートナーたちを外部に作りました。そして、そうして正解だったと思っています。

だから、配属先に言いたいことや問題だと思うところはたくさんあるけれど、それを言っても通じないと思うから、言ったところで意味がないと思うし、私がこの2年間やってきたことを理解もできないだろうと思う。

だから、実質的に今進めているプロジェクトや住民グループとの活動は最大限最後まで推進したいと思うのですが、配属先への報告会は本当に意味のない時間だと思って、何を伝えるかも浮かばずにいました。

でも、今晩、ホームステイ先のママと話していて、ああ、これ伝えようかなと思ったことがありました。

それは、ママ(議員で政治家)が私の配属先の問題を話していて、「本来は、あなたの活動に必要なものは市役所が分かって当然提供するべきだし、協力体制を整えるべきだ」と言っていて。だって、協力者として外部組織から来ているんだから。

あまりにも整っていない体制にもう慣れて、もういいやと思って、必要最低限のものは何度も何度も要求してアプローチかけたり、自分の足でどこでも行ったし、協力を何度もお願いしたり、どうしようもない時は自費でいろいろもったりもしたけど、

やっぱりそれが本来あるべき姿ではないということをママが言ってくれて、ホッとしました。

私から見ても、現在の配属先にボランティア派遣を継続することは全く賛成しませんし(現在は後任予定なし。でも人事が変われば状況変わると思います)、外部組織の協力者を受け入れたり、国際機関などとコラボレーションする上では、配属先がもっとうまくやる必要があると思います。

どうやってうまく伝えようかなとは思いますが、

今後の配属先に、伝えるべきことはうまく伝えられたら。

私が少しだけどやった活動を、パワポや映像でうまく見せることもできるけど、別に“やった感”を出す必要もないと思ってしまう。自分ではそんな大したこともできなかったなと思いますし。

でも、そゆことよりも(多少は活動結果として見せないとですが)、もっと大事なことを伝えられたら、配属先での最終報告会も多少は意義のあるものになるかもしれない。

少し、最終報告会への気持ちがアップしました。

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