隊員間では、手持ちの現地通貨がなくなって貸し借りするということがあったりするのですが。
今回は、【現地人にお金を貸すのはオススメしません】、という件です。
協力隊員が派遣される場所は途上国で金銭的に苦しい地域が多いです。
そして現地人は計画的でない生活をしていることが多く、ドミ共でもしょっちゅう同僚たちが「お金がない」と言っています。
他の国は分かりませんが、ドミ共では友人間のお金の貸し借りはかなりしてますね!みんなギリギリ生活しているから〜。
そういう中派遣されると、同僚・友人たちがお金がなくて困っている場面に遭遇するでしょう。日本人的な感覚だと、つい助け、貸したくなってしまうのですよね。
しかし!
途上国では、日本人の感覚で貸してはいけないと思います。
お金を貸すことをオススメしない理由
それは、
①簡単にお金貸したりあげると、“お金持ってる人!くれる人!”というイメージが定着します。
安全面でもよくないでしょう。
②まーず、返ってきません★
現地の人たちはそもそも計画性もなく、責任感や人に迷惑をかけない、といった感覚を持ってはいません。
はじめから貸し借りナシに
私は、着いてすぐ現地の様子に、あ、これは貸すの良くないな、プラス、はっきりしておかないと貸して貸してと言われることが多々ありそうだなと思い、線を引きました☆
貸し借りしている場面を見かけた時に、同僚たちに「日本では友人間でお金の貸し借りはしないんだよね。大事に思っている人との間ほど、しない。お金のことで起こるトラブルを避けたいから」ということを話して、【日本人はお金の貸し借りはしないもの】という形にしました。
個人の感覚としては、頼まれると断りにくかったりするので、そこは“日本文化”として逃げました。
貸したら、返ってこないか、返ってくるまでかなり時間がかかるでしょう
先日、任国外旅行でメキシコに行った時、同僚たちにシルバーのブレスレットを買ってきてほしいと頼まれました。
メキシコでシルバーは良質で安いですが、それでも、日本人からしてもけっこうな金額です。
なので購入前に何度も金額確認して、購入時には立替ていたのですが、
旅行から戻ってきて1ヶ月半以上経っても、返ってきていません。。
すぐ、給与支払日にしっっかり回収すべきでした。
次のタイミングに徴収する予定ですが、「渡すね」と言って全然渡してこない同僚にも、何度も請求して言うのも嫌気がさしますね。。平気で、「明日渡す」と言って、明日、は永遠に来ません!★
協力隊って決してたくさんもらっているわけではないし、USドルで生活費支給されるので、タイミングによっては現地通貨が不足することがあります。ちゃんと返してくれないと、こちらの換金計画がくるってしまうのですよね。。
結論
やはり、最初に流されず、きっちりと貸さないスタンスを見せることが大事だと思います。お金を持っているように見せないことも。
現地の人に計画性と根拠はないことが多いので、立替もなし。先にお金をもらっておく形に。
そして、どうしても困ってたり助けてあげたい時は、【あげるつもりで渡しましょう☆】
お金渡さない派の私でも、同僚が歯の治療費がなかった時、活動しているグループの人がすごく体調不良で薬買うお金なかった時は支援しました。相手は借りる、と言ってましたが、私はもうあげるつもりだったし、やっぱり返してきてはいません。
貸す、という、返ってくることが前提の行為は、そもそも返ってはこないし、請求するのにすっっごくストレスになります★
こちらの人たち、一度貸すとクセにもなりますょ。別の隊員で、はじめに数回貸しちゃって、その後、返ってもこないし何度も頼まれるようになって困っていました★
今日は、隊員ならみんな遭遇するんじゃないかなという、「お金かして!」というシーンにどう対応するかということを書いてみました。ご参考になれば幸いです。